『ラスト・ホールド!』監督日誌⑩

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑩(脇役)】

“トメ”が勝村さんに決まった事もあり、他の役者さんも、どっぷり芝居の沼に浸かっている方、芸達者な職人で固めようと決めた。
塚田君&Snow Manと、ある意味真逆の出方をしてきた方々をぶつける事で、彼らがどう反応して芝居をするのか、楽しみだった。

永野宗典さんは40歳ですが、役の設定は20代前半。。。問題無し!
駒木根隆介さんのクライミングには、日本代表楢崎選手も「どうやって登るんだ?」と興味津々でした。

他にも、小劇場界隈がざわつく役者陣に出演頂き、ギュッと脇を締める事が出来た。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑨

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑨(配役)】

キャスティング。
まずはエンドロールで役者クレジットの最後に出る人、いわゆる”トメ”。
ボルダリング部のコーチ・大島という役は、ある程度、年齢を重ねていて、お芝居に厳しさも出せて、なによりスポーツマンという説得力がある人じゃないと、成立しない。

勝村政信さんしかいない、と思った。
他に誰がいるだろうか?
丁度、岡村プロデューサーが戸塚祥太君との舞台『Defiled』を見た事もあり、第一希望で即オファー。
脚本を読んで、すぐ快諾頂いた。

思えば、今回は全ての配役、第一希望のオファーが通ってる。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑧

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑧(脚本)】

映画を作る中で、個人的に一番しんどい過程は、いつも脚本制作になってしまうのだが、『ラスト・ホールド!』もご多分に漏れず、そうだった。
完成した台本は、最初の脚本(初稿)から20回書き直した稿(20稿)だった。
クランクインギリギリまで直した。

塚田君とSnow Man、個々のキャラクター分けに、かなり時間を割いた。
この辺は取材でかなり答えたので、雑誌を是非。
とにかく彼らを知らない人が見ても、印象づけられるように。
何度も「おネエキャラ」が頭をかすめたが、それは使わずに乗り切った。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑦

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑦(対面)】

“吹き替え”をしないと判断したのは、彼らと初めて顔を合わせた時。
2017年1月、帝国劇場で『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』を観た後の楽屋挨拶。
舞台後なのに、みんな目をキラキラさせ、映画へのやる気が滲み出ていた。

特に塚田君は、眩しいくらい、真っすぐ、不純物が全くない目でこちらを見てくる。
なんだ、このイノセントは…。
散歩を待つ犬のような、ワクワクを抑えきれない目で見てくる。

「彼らに全部やらせよう」、そう思わせるには充分な目だった。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑥

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑥(吹替)】

脚本を進めつつ、早々に決めておきたい事があった。
【吹き替え】を使用するorしない。
結果的に”しない”をチョイスするのだが、これは良い判断だった。

“しない”という事は、ボルダリングシーンの出来は彼らの身体能力次第。
それは、映画の出来と直結だから、我ながらけっこう賭けだった。
しかもやるのはハードスケジュールのアイドル。
練習時間もままならず、全然登れない可能性も大だった。

スタッフみんなに聞かれる。
「彼らは登れるのか?吹き替えは?」
「大丈夫」口ではそう言いつつ、わからなかった。

けど、監督が無表情でそう言えば、「あぁ、大丈夫なんだ」とスタッフは思うものだ。当たり前だけど。
しかし、助監督にはバレている。ので、助監督と共にあらゆるリスクヘッジを、撮影当日まで用意した。
そして、それは杞憂に終わった。