『ラスト・ホールド!』監督日誌⑭

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑭(素直)】

“不安”を持ちながら始めた稽古だったが、終わってみれば、”勝負できる!”と確信を持てた。
彼らは乾いたスポンジのごとく、抜群に吸収した。
水を含んでなかったのか、あえて絞って出してきたのか、わからないが。

一つ言えるのは、みんなアイドルなのに、”カッコつける事に意味がない”、という事を知っていた。
出来なかったら悔しがって練習し、わからない事はわかったふりをせず聞きにきて、何かあればみんなで声を掛け合う。
全力で泥臭く、スマートとは無縁。
その姿は助監督・カメラマンら男性スタッフにも愛された。

稽古最終日の昼飯。
寿司を食べに行く、となったが、彼らは朝からラーメンを食べていたらしく、「えー、昼、寿司食えないっすよー」って言いながら、めちゃくちゃ寿司食っていた。
良く食べ、良く動く。

公開まであと2日!!!

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑬

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑬(稽古)】

クランクイン前に塚田君&Snow Manで芝居の稽古を3日間、朝から晩までみっちりやった。
僕にとって、実はこの3日間が映画制作の全行程を通して、一番の勝負だった。
逆に言うと、主演が3日間丸々スケジュールを空けてくるという事も映画制作では稀なので、どれだけ大事かが、彼ら側にも伝わっていたように思う。

撮影は非常にタイトなスケジュールで行われる為、現場で演技指導している時間はほぼない。
稽古で彼らの芝居をちゃんと作れなければ、映画としての勝算はなかった。

どれだけボリダリングが出来ても、やはり演技がダメだったら、笑ったり感動したり、楽しんでもらえる映画にはならない。
しかし、彼らは舞台での経験は豊富だが、映像の芝居はほぼ未知数。
3日間で作れるのか…正直不安はあった。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑫

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑫(場所)】

ロケハン。
メインとなるジムは、上に登れたり、クレーンが入れたり、撮影がしやすく、なおかつ個性的なジムを選んだ。
大会のシーンは深谷のスポーツヴィレッジさん、練習場はつくばみらいのエコーズクライミングさん、OBが通うのは竹の塚のBOULDERSさん。

映画を観たらボルダリングをやりたくなると思うので、実際のロケ地でやるのも、アリだと思います!
ジム以外にも外岩で登るシーンは、クライマーの聖地・御岳の”忍者返しの岩”で撮影している。
ここは難易度が高く、上級者向けです。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑪

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑪(舞台)】

脚本が固まる前に、塚田君の演技をちゃんと観たかったので、舞台「サクラパパオー」へ。
素晴らしい舞台だったし、何より塚田君の主演としてのバランス感覚に感服した。
出る所は出ながら、ちゃんと共演者を引き立たせていた。

彼くらい強烈な個性があると、他が潰れるんじゃ無いか?と思ったら、全くそんな事はなく、“受け”の芝居がしっかり出来ていた。

彼は主演として”ガンガン攻めて引っ張っていく”というより、”いかに周りと一緒に輝くか”という事を、撮影中も考えながら演じていたように思う。

『ラスト・ホールド!』監督日誌⑩

真壁幸紀監督Twitter 監督日誌⑩(脇役)】

“トメ”が勝村さんに決まった事もあり、他の役者さんも、どっぷり芝居の沼に浸かっている方、芸達者な職人で固めようと決めた。
塚田君&Snow Manと、ある意味真逆の出方をしてきた方々をぶつける事で、彼らがどう反応して芝居をするのか、楽しみだった。

永野宗典さんは40歳ですが、役の設定は20代前半。。。問題無し!
駒木根隆介さんのクライミングには、日本代表楢崎選手も「どうやって登るんだ?」と興味津々でした。

他にも、小劇場界隈がざわつく役者陣に出演頂き、ギュッと脇を締める事が出来た。